以下のような文面のメ−ルが寄せられた。当人の了解を得た上で、その全文を掲載させていただく。約半年前、複数の市職員から余りにも赤裸々な「パワハラ」の実態を訴えるメ−ルが相次いで届いた。中には実名を名乗る職員もいた。想像を絶するSOSの内容については個人に累(るい)が及ばないことに配慮しつつ、「『ハラスメント』問題が市議会へ」(2020年3月4日付当ブログ)、「相次ぐパワハラ情報!?」(3月6日付同)、「明石市長の『パワハラ』始末記」(3月18日付同)として、ブログ公開した。
その疑惑が収まるどころか、逆に深刻化を増していることに背筋が寒くなった。一日も早く、現場の職員たちが明るく振る舞うことのできる職場が戻ることを心から願いたい。コロナ禍のいま、ウイルスより怖いのはある意味で、たとえば「パワハラ」という名のこの種の暴力である。”自粛”を強制する無言の圧力も相まって、「イーハトーブはなまき」には腐臭が充満しつつある。
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私は花巻市職員です。上田(東一)市長のパワ−ハラスメントに関する記事を読み、組織の現状を知って頂きたく、ご連絡を差し上げた次第です。男性上司の女性職員に対するハラスメントに対し、同僚と別の上司に相談しましたが対策は取られず、それどころかハラスメントに加担することもありました。
市のトップが平然とパワハラを行っておりますので、職員も堂々とパワハラを行えるのだと思います。数々の暴言を吐く上司を放置している組織に絶望を感じております。増子元議員に話を聞いていただきたく、一方的にメ−ルをさせていただきました。一職員の絶望として心に留めていただけると嬉しいです。何卒よろしくお願いします。
(写真は9月定例会の冒頭で行政報告をする上田市長。演壇には感染防止用のパーテーションが…=9月4日、花巻市議会議場で。インタ−ネット上から)
《追記》〜”パワハラ”市長の白々しい「答弁」
7日開会した花巻市議会9月定例会の一般質問で、若柳良明議員(平和環境社民クラブ=社民系)が災害時に設置される「指定緊急避難所」について、「女性職員も配置されると思うが、万が一のセクハラ防止には万全を期してほしい」と要望した。パワハラの中でも特に悪質な「セクハラ」(性暴力)の対応に対し、上田市長は「防犯ブザ−を持たせるなど安全確保には十分留意している。暴力は許されない」とシレッと答えていた。